03
Jul
木について。
暑い日がつづきますね。
はやいもので7月に突入です。
今月は新築アパート工事が上棟しますし、杉並や府中で新築工事も着工していきます。
それにリノベの完成見学会やら府中のO様邸の完成見学会などなど、イベントも目白押しです。
漠然と仕事するのではなく、目的を確認して優先順位を決めて仕事をしていかなければ
いけませんね。
さて日曜日は改修工事の打ち合わせに行ってきました。
築年数50年の住宅です。
中古として購入して改修していきたいとのお話でした。
築年数50年も経つと、耐震診断をしていくとほぼ必ずといっていいほど診断が必要という
判定が出てきます。
真壁という昔ながらの柱が見える壁になっているので耐力壁としての強度が低く算定されて
しまいます。
家自体はとても綺麗にお住まいになられていて、柱や天井に使われている無垢の木板や
無垢のヒノキの床も飴色に変色していい味をだしていて、古くても住んでみたいと
思わせる住宅でした。
耐震改修は費用も掛かりますし、こうした良い味のでている木を隠したり剥がしたりして
しまうのでもったいなく思います。
「耐震改修に費用をかけるのではなく、とりあえず間取りとしてご要望を叶える
改修をして、将来的に建て替えるということを前提にお住まいになったほうが良いのでは?」
と提案させていただきました。
仕事としては耐震改修をすれば工事金額も高額になってくるので、ありがたいのですが
ただ単純に古いものを新しく改修するというのは、この家の状態からすると
良い考えではないと判断したからです。
話は変わり、アズクラシックがオープンしたばかりの時にモクネジSUSボトルを購入して
くださったお客様が水筒を落としてしまってケヤキでできたカップにき裂が
入ったので直して欲しいと来店してくださいました。
この飲み口であるケヤキのカップも時間が経過して色合いが少しかわり
味がでてきていて新品に変えるよりも直して使いたいとのことでした。
大事に使ってくれていて嬉しく思ったので頑張って直してあげたいと思います。
府中のマンションの方も工事が大詰めになってきました。
大工さんが造り付けのテーブルの天板を加工して取付けしてくれています。
天板も積層の集成材ではなくタモの板を4枚継いでいくという
方法です。
手間はかかりますが味のあるかっこいいテーブルになってきますので
お楽しみに!!