狭小ヴィンテージな隠れ家 -賃貸リノベ―ション- / 大田区

狭小でボロボロな一室

オーナー様からお話を頂き初めて訪れたときは、何年も使われてないであろう雰囲気と、埃、臭い、汚れがひどく、いかにも「ボロボロ」といったマンションの一室。

面積も28㎡と手狭で、どのようにデザインするべきかプラン段階で非常に悩みました。

ある程度の振り切りと、ターゲットを絞ることで、特徴的なプランになりました。

工事中の苦難

解体していくと見えていない部分も見えてきます。

これだけ長年使われていなければ見た目は勿論、内部の損傷も激しいです。

既存の壁の立ちや痛み、見えない部分のそれらをみながら進めていきました。

あけてみると、天井内部に上階の水道配管が。。。

今回は天井を落とし、躯体を現わしていくプランだったので、そのまま露出になります。

撤去したり移動したりすることはできないので、そこに合わせるようにレイアウトを調整し化粧し溶け込ませるようにデザインしながら進めました。

他にも、コンクリートブロックの壁は隠さずそのまま塗装を施して生かすようにしたり、

壁の内側に配管スペースが無い為、電気配線は鉄管で仕上げたりと、それぞれ問題をクリアしながらもデザイン的な意味を持たせていきました。

賃貸としての使い勝手とAZテイストの両立

ワンルームで手狭ですが賃貸としての活用を目指し、

使い勝手と、よりAZテイストに仕上がりました。

既存を残しながらもヴィンテージ要素を新たにプラスしています。

壁面の大型キッチンを目玉に、そこから繋がるHOTEL仕様の洗面カウンター。

浴室周りは清潔に。寒々しかったタイル風呂からユニットバスに変更しています。追い炊き機能も新たに取り入れました。

天井までの造作間仕切り収納は、片面はTVを置けるスペース、その反対面は小物を置けるスペース、

周りは全てロの字型で物をお好きにレイアウトできるように。光も通るので、窓からの日の光が奥まで差し込みます。

床材は味のあるフロアタイルで。

インダストリアルをベースとした無骨で雰囲気のある内装で、玄人向けの空間になったかなと思います。

アズ建設では、賃貸物件リノベーションも行っております。

なかなか入居者が決まらず長時間空室になっている物件、

短期間での出入りが多く、管理に手間のかかっている物件、

そういった物件に、付加価値をもたらし住む人が永く愛着を持てるような空間をご提案～施工まで行います。

お困りのことがあれば是非ご提案下さい。