築6年の自邸です。
猛暑で、メタボな私は汗ばっかかいていますが、工事に携わる皆さん熱中症対策をして
適度に水分補給して工事にあたってください。安全第一ですから。
床は25ミリ厚の杉です。完成時には柿渋を塗って仕上げました。
時々、奥さんが糠で床を磨いています。時間が経って杉の色も黒く光り出してきて
気に入っています。杉の床材の良いところは値段も安くて足触りが夏はサラッと涼しく冬はほのかに
暖かいです。それと比較的、柔らかい木なので素足で歩くと疲れませんし、気持ちいいのです。
柔らかいので傷は付きやすいですが使っているとそんなに気にならなくなります。
子供たちも家に帰ると靴下を脱いで素足で1年中過ごしています。
暑さに弱い愛犬ジダンもこの時期は杉の床で寝てばかりいるのです。
手前に写っているダイニングテーブルは自作の米松のテーブルです。
名工の私が作ったので6年経ってもガッチリしてます。
リビングが吹き抜けになっています。
天井や壁の仕上げはクロスは使わずに全て珪藻土か漆喰塗りで仕上げました。
クロスと違って時間が経っても汚れが気になりません。それと空気が綺麗で犬の匂いなども
珪藻土が吸着してくれているので匂いません。
そして照明で照らすと陰影がついて落ち着いた感じの仕上がりになります。
虫カゴだらけの玄関です。ここの壁は1面だけ土壁を塗りました。
ブラケット照明の明かりで土の鏝塗りの陰影が浮き出ています。仕事から帰り
玄関を開けて靴を脱ぐときこの壁を見て「今日も無事に1日が終わった」とホッとした気持ちになるのです。
自邸は室内の枠材や幅木、建具にしても自然素材のものを使用しています。
家族が皆、健康で元気に暮らしているのも過ごす時間の長い家の中が自然素材でできているからだと思います。
年数が経ち木の色も飴色になっていき自分と同じで渋い色に変化していくのが楽しめて
本物の木に触れていると、その優しい手触りが気持ちを落ち着かせてくれるのです。
そして住み続けていくうちに愛着の持てる自分の家になっていくのです。
これからも住んでいただく家族が健康で長く安心して愛着を持っていただける家をつくっていきます。
今日のサッカープレイヤー名言集
「俺はサッカー界最後の反逆者だ。サッカー界を変えることができる最後の闘士だ。」
ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)