特別ではないという特別さ-自然な表情をもつ家- | 武蔵野市

マンションから戸建てへ

家族構成はご夫婦とお子様1人。

当初お打ち合わせさせて頂いたときは、マンションにお住まいでした。

建築関係にお勤めのご主人様は、戸建ての特性をよくご存じで、

よく言う「マンションから戸建てへの住み替えでは、暑い寒いを感じやすい。」ということをかなり気にされていました。

そんな中で、家族が明るく不便なく生活ができるよう打ち合わせがスタートしました。

内部は雨漏りの跡や、構造の痛みも複数みられました。

断熱工事に先立ち、そのあたりからしっかりと直していくことに。

戸建ての特性

戸建てでは、暑い寒いも暗い明るいも何もかもが、その家のその人の持つもの。

断熱するにも屋根外壁塗り替えるにも費用がかかるし、その上間取りも変えづらいですし、

目に見えなかった欠点が工事中に見つかる事も多分にあります。正直大変です。

でも他には変えられない「所有感」。

ご近所はあれど独立した場所。

しっかり手を入れて住むことが出来れば戸建てを選ぶ他無いなとも思います。

築古でもある程度手を加え、快適な暮らしを手に入れることが出来れば、立地や間取り性能の決まり切った建売よりも充実した生活がみえます。

採光を考慮してLDKを2階に持ち上げて全床面すべて使い切り、1階は居室、地下に水回り。

壁は混じり気のない白いペンキ。

床は無垢の杉と磁器タイル。

天井は古い梁を出して屋根型にシナ合板張り仕上げ。

ベッドルームには障子を設えて。

雨漏りも直して、断熱や内部の配管計画も見直し無事完工。

何も特別な仕上げはありませんが、本当に良いのも。

飽きのこないずっと暮らせる家になったと思います。