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アトリエを兼ねた和洋折衷,素材遊びで彩のある家
既存はL型のキッチン。 キッチンは広く取れますが、収納や調理家電のレイアウトを考えると LDKが狭く感じてしまいます。
2階の小屋裏収納の上り口付近。 格納式の梯子ではありますが、上り下りを考えると 家具のレイアウトは限られ位置にありました。
一般的な和室。 畳も襖も年季が入っていて古さを感じます。
所在地 | 杉並区 | 間取り | 3LDK+WIC,アトリエ |
---|---|---|---|
構造 | 木造 | 延床面積 | 110㎡ |
築年数(完工時) | 25年 | 建築費 | 1100万円(設計・施工) |
施工期間 | 3ヶ月 | 設計・施工 | アズ建設 |
アーティストとして世界的に活躍されているお施主様が日本に拠点をということで始まったプロジェクト。
言語の違いもある中でコミュニケーションや感覚を密にすり合わせながら進めました。
築25年の戸建て住宅を、1Fを居住スペース中心、2Fをアトリエ兼来客スペースにリノベーション。
各国を渡り歩くお施主様のイメージとアズ建設のデザインを組み合わせています。
お施主様こだわりのデザイナーズ家具も相まって、唯一無二といえるテイストに仕立てました。
間取り自体は構造的な観点も踏まえながら既存を生かしながらも要望をかなえるための様々な施策を施しています。
リノベーションの見どころ
床材は、1Fは杉の無垢フローリング,2Fはオークの無垢フローリングを採用し、
コストバランスも整えられながら、それぞれの質感と表情を楽しめるように計画しました。
LDKはコンパクトながら生活しやすいレイアウトになっています。
キッチン正面のタイルはシンプルなものを採用し、縦に目地をそろえて貼ることで威圧感を軽減。
天井はグレートーンにし視線の重心をあえて下げることでリラックスのできる空間に仕上げました。
ベットルームには大容量の収納部屋を介してのアクセス。
洋服やファッション小物、生活用品まで、全て集約できて便利かつ人の目を気にすることを避けることが出来ました。
有効ボードを設置したりオープン棚を各所に設えたり、
目の付く収納はあえて魅せる収納にしています。これによって空間の閉じる部分を少なくし、広さを存分に生かせました。
2F2部屋のアトリエスペースは開放的な空間に。
小屋裏収納をロフトに変更し屋根型をそのまま見せることで、高天井で開放感のある一室と、和室の名残のあるモダンなしっとりとした一室に仕上がりました。
さえぎる木製の引違い戸もガラスを取り入れ一続きに広く利用することも可能です。
【MATERIAL】
床材:杉/オーク無垢フローリング、塩ビタイル
壁:クロス/塗装
天井:クロス/木部現し
建具:Panasonic/既存塗装
【INSTRUMENT】
設備:キッチン(TOOLBOX)
ユニットバス(既存)
トイレ (TOTO)
洗面台(造作)