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スタッフブログ│アズ建設

アズ建設のスタッフによるブログをご紹介しています。日々の日常や思っていることなど意外な一面を垣間見れる内容を発信していきます。

こんにちは。現場監督の中村です!

今回は、室内の塗装仕上げのあり方について考えていきたいと思います。

建築やリフォームについて調べたりしたことがある人たちにとっては散々擦られてきた内容なのでここで書くかどうか迷いました。(もしかしたら私が入社するまでにこのブログでも過去に書いている人がいるのかも。。。)

でも良いことは何度言ってもいいんです。

これからリフォーム・リノベーションをする方は参考になると思いますのでそんな方たちへ愛をこめて書きます。

住宅や店舗の内装を考えるとき、壁や天井の仕上げとしてまず思い浮かぶのは「クロス」ではないでしょうか。

実際、クロスは種類も豊富で、施工性にも優れており、住宅の内装仕上げとして非常に一般的な選択肢です。

一方で、私たちが大切にしているのが、壁や天井を「塗装」で仕上げることです。

塗装の魅力は、単純に好きな色を選べるということだけではありません。

同じ「白」でも、少し黄色味を加えるのか、グレーを混ぜるのか、光の当たり方によってどう見せたいのか。

また、弊社では、既製品の色をそのまま使うのではなく、現場や空間に合わせて調色し、細かなニュアンスをつくっていく場合もあります。

 

この夏に引き渡しをした川崎市の物件では、木部の調色塗装を行いました。

もう少し赤みを。

いや明るすぎるか。。。?

みたいな感じで現場でお客様と悩み(楽しみ)ながら色をあわせていってます。

そうした微妙な違いが、完成した空間の印象を大きく左右します。

下の写真では施主・設計・現場監督・塗装屋さんの4者が集まってサンプルを見ています。

調色サンプルを現場で作っている様子。(塗装屋さんへのプレッシャーがすごい。。。笑)
完成したサンプルをもとに施工。絶妙な赤みを出せました。。。!

自分だけの色で作った家となると、思い入れも大きくなりますよね。

 

 

 

クロスと塗装、その違い

もちろん、塗装にはクロスにはない特徴がある一方で、コストやメンテナンスなど、考えておきたい点もあります。

一般的には、施工費だけを見るとクロスのほうが安価に仕上げられるケースが多いです。

また、クロスは工場で均一に製造された材料を貼っていくため、仕上がりが安定しやすいというメリットもあります。

それに対して塗装は、下地の状態がそのまま仕上がりに影響します。

下地処理を丁寧に行い、パテをし、研磨をして、ようやく塗装に入る。

ただ、我々はこの手間がかかる分、仕上がった壁にはクロスとは違った「素材感」や「空気感」が生まれると思っています。

また、塗装仕上げの場合、時間が経って傷や汚れがついたとしても、上から塗り直していくことができます。

暮らしの中でついた傷も、すべてを「劣化」と捉えるのではなく、手を入れながら住み続ける。

そんな付き合い方ができるのも、塗装仕上げの面白さだと思います。

 

 

「色」ではなく「空間」をつくる

私たちが塗装をおすすめしたい理由は、単にクロスよりも高級だから、ということではありません。

塗装には、空間全体をひとつの素材として考えられる自由があります。

壁だけでなく、天井まで同じ色で包んでみる。

少し色味を変えて、天井を柔らかく見せる。

家具や照明、床材とのバランスを考えながら、その部屋だけの色をつくる。

そうしていくと、塗装は単なる「仕上げ」ではなく、空間を構成するひとつの要素になっていきます。

特に天井・壁を塗装で仕上げた住宅には、クロス貼りとはまた違った落ち着きがあります。

光が壁に当たったときの表情や、時間帯によって変わる色の見え方。

家具を置いたときに生まれる陰影。

写真だけではとてもその魅力を伝えきれませんが、実際の空間に立ったときにその感覚がわかります。

 

 

塗装のある暮らし

もちろん、すべての住宅に塗装が適しているわけではありません。

予算、用途、メンテナンス性、素材との組み合わせ。

それぞれを考えたうえで、クロスと塗装を使い分けることが大切です。

WICやトイレ、洗面室は普段目に見える場所ではないのでクロスにする。とか、メリハリをつけるとコストダウンにつながったり、家全体のバランスが取れます。

そうした上で、「天井も壁も塗装で仕上げた家って、なんかいいな」と思ってもらいたい。

少し手間がかかるからこそ生まれる質感。その家だけの色。

そして、暮らしながら自分たちで手を入れていける余白。

塗装には、住宅を完成させるだけではなく、そこから先の暮らしまで考えられる仕上げとしての魅力があります。

私たちは、調色や下地処理、塗り方まで細部にこだわりながら、その空間にしかない「色」をつくっていきます。

「クロスを貼る」のではなく、
「この家のための壁をつくる」。

そんな視点で、これからも塗装と向き合っていきたいと思います。

 

現場監督 中村

 

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